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【2024-41】(総合校舎)      読書の喜びを深めよう

 7月22日(月)、本を読み、作品に対する様々な意見や感想をみんなで共有し、読書の楽しさや喜びを深めることを目的として学級読書会が行われました。
 使用図書は、1年次「明日への君へ(柚月裕子)著」、2年次「逆ソクラテス(伊坂幸太郎著)」、3年次「博士の愛した数式(小川洋子著)」です。

【2年次の発表の様子】
【役割分担により進行】
【使用図書の紹介】
【新刊図書の紹介】

 クラスでは、チームに分かれ、班長、司会者、記録係、発表者の役割を確認し、話し合いがスタート。事前シートの論点について発表し、気になった言葉や表現を記録していきます。
 意見交換の場面では、自分とは異なる視点にハッと気づかされたり、意見や感想に共感したり。本を通じた交流が活発に行われ、読書熱が高まったのではないしょうか。

 さて、総合校舎の図書館には、新刊図書が入荷しました! 魅力的なタイトルに、思わず手に取って読んでみたくなる本がズラリ。
夏休みがスタートしました。北桜生の皆さん、夏休みこそ、読書時間を楽しみましょう!

【新刊図書】

読書会を終えて 生徒の感想(抜粋)

(1年次)
・人を信頼し、誰かを頼るということはすぐにはできないかもしれないけど、信頼したり誰かを頼ったりすることは必要だと思いました。
・家庭裁判所調査官補の望月大地がいろいろな問題を持っている人たちに向き合って、関わりながら成長しているところがよいと思った。悩んでいる人たちの力になりたいという気持ちが強く伝わってきた。これから自分が生活していく上で、自分目線だけじゃなく、周りからの目線から見たときなど視野を広げられるようにしたい。

(2年次)
・「僕はそうは思わない」と周りに流されず自分の意思を伝えることの大切さがわかりました。私も言葉には出せなくても心の中でそう思えるようになりたいと思いました。
・特に印象に残っているのは福生の「外見とか服で判断して馬鹿にしていると痛い目に遭う」という言葉だ。福生の生き方を見ていると本当にその通りだと思ったし、人を見かけで判断するのではなく、その人の中身を知ることが大切だと改めて実感した。

(3年次)
・今まで数式や数字は難しくて固いイメージがありましたが、この本を読んでからは優しく温かいイメージへと変わっていくような感じがして、博士の愛した数式や数字のようにつきつめても何の役にも立たないけれど、無条件の愛情を与えてくれる博士の優しさ、温かさを感じられた気がしました。誰にとっても人と人との関わりはかけがえのない素敵なものなのだとわかりました。
・文章の所々に博士との時間を過去形で語る部分があり、別れがあるのだと覚悟して読んでいたが、悲しく終わるのではなく、博士と共に触れた数学の道へ進んだルートへの温かい抱擁で幕を閉じたのがことさら美しかった。最後のシーンの情景が目に浮かぶほどだった。